トラック横転事故、トラック募金について。
(2016.5.28)
去る5月19日、わたしどものトラックのうち2トン平ボディ車が、北九州公演へ向かう途中、九州自動車道上で横転、大破しました。
幸い同乗メンバーに怪我はほぼなく、他の車を巻き込むこともなく、完全な自損事故でした。
事故の原因はいまひとつはっきりせず、警察の現場検証によっても有力な推理を立てることができませんでした。
直線の平坦な道で、80キロ程度で走行、車線変更やハンドル操作、ギア操作もない状態から突然車が大きく蛇行をはじめ、対応しきれず横転にいたりました。タイヤは健全であり、積載オーバーもなく運転手はなんらの法的な処分を受けることはありませんでした。荷も当日朝の時点のロープ点検時には問題なく横転時もほぼ積んだときのまま「きれいに」倒れており荷崩れも考えにくい状況です。重心についても重量物は最下部に載せるように慣例化しておりさほど高い重心だったとは思えません。
残るは横からの突風、弱り始めていたサスペンション、そして上記の決定的とは考えられない複数要因の複合的な作用か、というところです。
被害は、車のほか、ジェネレータ(大型の発電機)は事故により電気系統に不具合が発生し正常な周波数や電圧を出力することができなくなりました。また客席や楽屋用の材木資材および照明機材の数点の破損がありました。
旅の続行も不可能になりかねない大事故の中、怪我がなかったこと、巻き込みがなかったこと、大物である車両とジェネレーターの破損はあったものの小道具、楽器、衣装類といった(お金では解決できない)細かいものが積載されておらず被害なかったことなどを考えるなら、幸運であったと言えると思います。
今回の事故の被害額はおおよそではありますが、以下です。
トラック買い替え:150万円程度
ジェネレーター買い替え:70万円(すでに購入済み)
トラックの買い替えまでのレンタカー(レッカー等含む)代金:諸費用込で30万円程度
ざっくり250万円の緊急出費となります。
(トラックは事故当初はあるいは修理して乗り続ける選択肢もあったのですが、前述のように事故原因に不透明なところを残していて車自身の不調があったことを払拭できず同車輌を使い続けるのに不安があり、別の中古車輌を入手する予定です。当初は100万円予算となっていましたが、必要な車輌の特殊性などを見るとその金額では無理そうと各方面から助言あり現在150万円予算となっています。)
メンバーが事故対応と次の北九州公演を成立させるための連絡と作業に忙殺されるなか、いちはやく北九州の受け入れの方々が動いてくださり、「劇団どくんごトラック募金」を立ち上げてくださいました。
トラック募金のFacebook上の最初の呼びかけ
劇団からの公式アナウンスは皆無であったにもかかわらず、すでに全国から多数の支援をいただいています。
あらためて多くの方々の支えによって成り立っている自らの活動を思わずにはいられません。
全国の皆々様、たいへんありがとうございます! 当面、旅公演のスケジュールに変更はありません。
すでに各方面で中古トラック物件を探してくださっている方々もおられ、ジェネレーターはFB上の情報提供から福岡県内の物件に行き着きすでに入手を終えています。
「トラック募金」として開始されたこの募金ですが、それに伴う上記の緊急出費にも利用させていただきますこと、ご理解の上ご了承ください。
以上、簡単ではありますが、トラック横転事故およびトラック募金のご報告とさせていただきます。
今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。
トラック募金のご案内
呼びかけ人:谷瀬未紀(劇団どくんご北九州受入・ピカラック代表)
振込先:
〔銀行名〕 ジャパンネット銀行
〔店名〕 本店営業部(ホンテン)
〔店番号〕 001
〔預金種目〕 普通預金
〔口座番号〕 4158220
〔口座名義〕 伊能 夏夫(イノウ ナツオ)

 【※募金終了しました】
 募金終了のご報告はこちらです(2016.7.15)
劇団どくんんご一同
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